「簡単に」「早く」「美味しい」ごはんを

2017.08.10

前回に引き続き、2017年7月26日(水)~28日(金)、東京ビッグサイトで開催された、リード エグジビション ジャパン株式会社様主催のオフィス防災EXPO出展企業様へのインタビューをお送りいたします。今回は定式幕柄のお茶漬けでおなじみ、永谷園様です。

 フリーズドライの技術を活かし、災害時に幅広い方に”すぐ”にご飯を。

――備蓄用食品に取り組まれるようになったきっかけは?

きっかけは東日本大震災での被災でした。そのような状況下での食事の大切さから防災非常食の重要性を痛感しました。そこで、自社が保有しているフリーズドライの生産技術を活用し、「簡単に」「早く」「美味しい」防災備蓄食の開発に着手しました。

――どのような商品があるのでしょう?

「フリーズドライご飯」と「食品アレルギー配慮商品」がございます。後者の食品アレルギー配慮商品はA-Labelというシリーズで「あたためなくてもおいしいカレー(甘口・中辛)」という商品です(※下写真の最上段)。こちらはそもそも食物アレルギーをお持ちの方でも安全に安心して美味しく召し上がっていただける商品として発売しましたが、保存期間が3年と長いため防災用非常食としても有用だということで、防災備蓄食として取り組みを行っています。

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フリーズドライご飯上部に描かれている、永谷園でおなじみの定式幕。実はお茶漬け関連の商品にしか使用していないそうですが、不安に煽られる災害時に、少しでも安心して食べ物を口にしてもらいたいという想いから、一目で永谷園の商品と分かる定式幕を特例で採用しているのだとか。

 

――防災非常食でご飯というとアルファ化米の商品をよく見かけますが、それとフリーズドライの違いやメリットを教えてください。

アルファ化米は、熱風で乾燥させるため、どうしても食材へのダメージが大きくなります。しかも、水で戻す場合は1時間程度出来上がるまでに時間がかかります。一方、商品で採用しているフリーズドライは「真空凍結乾燥」という仕組みで、食品を凍らせたまま真空状態で水分を取り除く製法です。低温で気圧を下げるため、ダメージが少なく、又、復元性がよいため(水が浸透しやすくなるため)、短時間で調理が可能となります。例えば「フリーズドライご飯」はお湯であれば3分、水でも5分で出来上がるんですよ。また、このフリーズドライご飯は、お湯や水がなくてもサクサクとした食感でそのまま食べることもできます。

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ブリーズドライご飯の中で一番人気は「カレー味」とのこと。

 

――今後こういった防災非常食商品を拡充していく予定はありますか?

フリーズドライ商品は、永谷園が創業より40年以上手掛けている商品で、長年のノウハウを蓄積している商品であるため、今後、災害用としても拡大していこうと考えています。例えば、通常の取扱商品であるフリーズドライ商品のお味噌汁は、賞味期限が約12カ月のものがほとんどですが、これを備蓄用に5年程度に拡大できないかという考えはあります。また、フリーズドライご飯で白米を出してほしいというお声も多くいただいております。主食のご飯だけでなく、副食も拡大できるといいですね。

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株式会社永谷園 業務用営業部 販売課 髙田 浩太朗 さん

「一般のお客様向けには、まだ取扱店舗が少なかったり、「防災の日」など期間限定での取扱だったりすることがほとんどですが、この商品がより多くの店舗で定番商品になることで、家庭用備蓄の啓蒙の一環になると嬉しいです。」

 

主食となるご飯は備蓄品にまずは加えておきたいモノの一つですが、備蓄用だからと我慢して食べるのではなく、「簡単に」「早く」「美味しい」ものを選びたいですね。また、これまでにソナエラボでご紹介してきた食品も加えて、ご家庭ごとの備蓄セットを作っておくといいですね。「フリーズドライご飯」の備蓄には必ずお水もご一緒に!

 

株式会社永谷園様のホームページはこちら

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