「亀田の柿の種」から「おかゆ」まで!災害時のお米のさまざまなカタチ

2017.10.24

「亀田の柿の種」や「ハッピーターン」でおなじみの亀田製菓は、商品の製造だけでなく、米菓の主原料であるお米に特化した研究もされています。今回は、その研究の中から生まれた商品で災害時にも役立つ商品について、お話をうかがいました。

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 災害時にも役立つ「ふっくらおかゆ」と「ゆめごはん」

――亀田製菓の「ふっくらおかゆ」や「ゆめごはん」は備蓄用にも重宝しそうだと思いました。

もともとは災害食の開発として研究を始めたのではなく、高齢化の進展や生活習慣病が増加している昨今の時代の流れにおいて、食のメーカーとして何かできないかと考えたのがきっかけでした。

「ふっくらおかゆ」は、高齢になると食べ物がうまく飲み込めなくなり、水とお米が分離している市販のおかゆでは、誤嚥を起こす危険性があるということを知り、飲み込みやすいおかゆの開発を開始しました。適度なとろみと舌でつぶせるやわらかさが特長のユニバーサルデザインフードで、賞味期限が36カ月と長く、温めなくても食べられる災害食としても最適です。

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「ふっくらおかゆ」はドラッグストアや調剤薬局などで販売されているほか、亀田製菓ネットショップでも取り扱いがございます。

 

後者の低たんぱく質米飯「ゆめごはん」は、1日のたんぱく質摂取量が制限されている腎臓病患者さん向けのごはんです。発災時、まずは自分の身は自分で守るという観点からも、患者さんにはこういった商品を備えておいてもらえればと思います。

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※「ゆめごはん」は、キッセイ薬品工業株式会社ヘルスケア事業部より販売されています。詳しくは下記リンク先をご覧ください。

 亀田製菓の「お米研究所」

――上記のような商品開発のため亀田製菓に設置されている「お米研究所」について教えてください。

お米研究所では、米菓の基礎研究をはじめ、お米の乳酸菌やたんぱく質など過去20年以上、お米の研究で蓄えた技術やノウハウを活かし、健康を軸としたお米の「新規機能性食品の開発」を推進しています。また最近では、「亀田の柿の種」が「宇宙日本食」としてJAXAから認証されましたが、こういったこともこちらで研究しています。

 

そのひとそれぞれにあった商品選択を

――その他災害時にも役立つ商品はございますか?

お子様のいらっしゃるご家庭には「イオンバランスおかゆ」がおすすめです。「イオンバランスおかゆ」は新潟大学歯学総合病院小児科、木戸病院小児科と亀田製菓が共同開発したおかゆです。これまでは、お子様が感染性胃腸炎にかかった時など消化の良い食事が必要な時に、経口補水液と通常食の間の市販品がほとんどありませんでした。病院で経口補水液の処方があって、その後回復してきたときにすぐにカップ麺など通常の市販食品を与えてしまうことで、また腹痛になってしまうというようなことが起きていました。回復期にはおかゆが推奨されてはいるものの、少量のおかゆを炊くのは大変だということで開発された商品です。水分と電解質を効率よく補給できるよう、ナトリウム、カリウム等の電解質バランスを整えているため、発災時に断水して飲み水が普段の様には確保できなかったり、避難所などの生活で感染性胃腸炎にかかってしまったりしたときに役立ちます。水分補給が効率的にできるという観点では、お子様だけでなく大人用にも備えておくとよいですね。

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意外にもりんごジャムをかけると、デザート感覚で食欲のないお子様でも食べやすくなるそう。

 

この他にもお子様のいらっしゃるご家庭には、「からだおもいのおやつ」がおすすめです。例えば「やさしいハッピーターン」や「ハイハイン」は、アレルギー特定原材料等27品目不使用です。賞味期限は5カ月程度なので長期の備蓄には不向きですが、発災時にお子様は「災害弱者」になりやすく、また、直後のプッシュ型支援ではケアが届きにくいことも多いので、「ローリングストック」の観点で、いつも食べるお菓子として購入し消費したら買い足す、という風にするとよいのではないでしょうか。

 

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インタビューにお答えいただいた、

亀田製菓株式会社 新規事業グループ お米研究所 部長代行・主任研究員 博士(農学) 渡辺 紀之 様

 

 

亀田製菓というと、あられ・おせんべいのイメージが強いですが、その原料である「お米」へのこだわりから、様々な研究がされており、災害時にも役立つ商品が生まれていることが分かりました。ご家族やご自身の健康状態などに合わせて、それぞれにあった商品を選んでいきたいですね。

 

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