もったいないゼロ
プロジェクトとは?
意外と知らない!?
消費期限・賞味期限
誰もがなんとなく知っている消費期限や賞味期限。
スーパーなどで買い物をするとき、気にする人もいるでしょう。
あなたは、それぞれの正しい意味をきちんと知っていますか?
消費期限とは
弁当、サンドウィッチ、洋生菓子など、品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」です。

賞味期限とは
ハム・ソーセージ、スナック菓子、缶詰など、長期間保存できる食品に表示されている「おいしく食べられる期限」です。

消費期限は安全の期限ですので、期限内に必ず食べましょう。
賞味期限はおいしさの期限ですので、一日過ぎたからといってすぐに食べられなくなる訳ではありません。

期限表示の設定について
- 誰が決めているの?
その食品を加工したメーカー、輸入食品は輸入業者が決めています。
その食品についてよく知っているのは作った人、輸入した人だからで、 その人たちが責任を持って設定しています。

- どうやって設定しているの?
その食品によってさまざまな特性があるので食品ごとにあらゆる方法で検査が行われています。主な検査内容は次のようなものです。
- 微生物検査… 食品中に有害な微生物がいないか、増えていないかなどを調べる
- 理化学検査… 粘りや濁り、比重、pHなどを測定
- 官能検査… 実際に食べたり、においを嗅いだり、見た目を調べる
その食品によってさまざまな特性があるので食品ごとにあらゆる方法で検査が行われています。主な検査内容は次のようなものです。

すべてのパックの商品を検査することは現実的に不可能なこと、また買った後持ち帰る際に温度変化が必ずあること等の理由によって、安全係数を掛けた余裕を持った期限設定になっています。また食品の特性によって係数の数値は異なっています。
- なぜ「製造日」でなくて「期限」の表示なの?
元々は包装された食品には原則として「製造年月日」の表示が義務付けられていましたが、平成7年4月1日より期限表示に変更になりました。
- 一日でも新しいものを求める消費者行動から、工場の深夜早朝の操業や廃棄返品の増加等メーカーへの負担が増加していた
- 国際規格との調和を求められた(世界では期限表示が標準的)
- 食品の保存技術の進歩により製造日からの日持ちの日数がわかりにくくなってきた
等の理由からです。

期限表示は開封前の状態が大前提
賞味期限が1年先の缶詰でも1度開封してしまった場合、その缶詰が1年先までおいしさを保つことはできません。
これは全ての食品でいえることです。賞味期限は未開封の状態で、なおかつ正しい保存方法で保存した場合においしさを保つことのできる目安です。ですので、特に開封後は賞味期限の日付に頼るのではなく、メーカーが勧めている保存方法で保管し、自分の五感を働かせながら、早めに食べきることが大切です。
